- 保育・知識
一般職に勤めている方が保育士になる方法
更新日:2020年10月05日
こどもの頃から保育士の仕事に憧れていた。
そして、社会人になって改めて保育士の仕事に興味を持たれる方も多いのではないでしょうか?
保育士の仕事はこどもたちの心やからだの発達に寄り添い、未来へ続く基盤づくりを手助けする尊い仕事です。
とは言え、
保育士になりたいけど何から始めたら良いか分からない!
資格を取るためにはどれくらいお金や時間がかかるの?
そもそも今からでも間に合うのかな?
と悩みを持たれる方も多いのではないでしょうか?
本日はそういった疑問にお答えします!
それではどうぞ!
目次
■保育士になる方法
■保育士のメリット
■資格取得後の仕事探し
【保育士になる方法】
保育士になるには国家資格である「保育士資格」を取得する必要があります。
取得のためには大きく分けて2つの方法があります。
①保育士養成学校(専門学校、短大、大学等)に通い卒業と同時に取得するケース
②国家試験に合格して取得するケース
上記では「期間」と「費用」に差が生じます。
【期間】
①保育士養成学校(専門学校、短大、大学等)
概ね2~4年の通学や実習、定期試験を行い資格取得を目指す。
②国家試験
年2回(4月・10月)の試験で筆記試験と実技が行われます。
合格率はなんと約20%!難易度も年によって変動があります。
最短で1年以内での取得も可能ですが、取り組み方によっては
もっと時間がかかってしまう事も想定されます。合格率を見てみても
対策なしには短期間で簡単に合格できる試験ではありません。
【費用】
①保育士養成学校(専門学校、短大、大学等)
おおよそ200~400万円
※ハローワークの職業訓練カリュキュラムにて無料で資格取得が可能になる場合もあります。
②国家試験
受験料
12,950円
(受験手数料12,700円+受験申請の手引き郵送料250円)
テキスト代・過去問題
約10,000円
※独学で学習した場合を想定。通信講座を受講した場合は5~8万円の費用が別途生じます。
以上のように仕事や家事・育児など両立をしながら、どちらが自身に合うのか
期間や費用面も含めて検討する必要があります。
【保育士になるメリット】
年齢制限がない
保育士になるのに年齢制限はありません。保育士試験にも年齢制限はありません。
もちろん体力のいる職種ではありますが、40代、50代。最近では定年退職後60代になって、
保育士資格を取得し、活躍されている方もいます。子育て経験や社会人としての経験がこどもたちに
寄り添っていく中で活かされる場面もたくさんあります。
全国どこでも働ける
有資格であれば、居住地がたとえ変わったとしても、仕事を探すことが可能です。
保育園だけではなく、子育て広場、保育ママ、ベビーシッターなど資格を活かして
様々な職場で必要とされる職種です。
自分のライフスタイルに合った働き方ができる
子育てや介護などを理由に短時間での勤務しかできない場合であっても、正社員に限らず
パート・アルバイト、契約社員、派遣社員など様々な働き方を選択することが可能です。
ライフスタイルの変化でフルタイムが可能になれば、正社員へ雇用形態する法人も多数存在します。
たとえ結婚や出産等で1度離職をしてしまった場合も、他職種に比べ復職がしやすい環境です。
【資格取得後の仕事探し】
保育士の求人の中には「未経験歓迎」と積極採用している法人もあります。
しかし、未経験の業種にチャレンジする際には不安もつきものですよね。
一般の会社とは違う環境で入社後、大きなギャップを感じ早々に離職をしてしまう
方も少なくないのが現状です。
未経験者向けのサポート環境があるのか?同様に中途で保育士になり、
活躍されている人がいるのか?そんな「?」はなかなか求人サイトだけでは分からない!
せっかく夢に見た保育士の最初の仕事探しが残念なものにならないように・・・。