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【イヤイヤ期】1〜3歳児に使える魔法の⾔葉

更新日:2022年04月15日


こんにちは!
保育施設では新年度が始まり、こどもたちも⼤⼈も環境の変化が⼤きく、なか
なか気持ちが落ち着かない⽇々を過ごしていることと思います。
特に1〜3歳児は「イヤイヤ期」と呼ばれる、何に対しても「イヤ!」と叫び、
思い通りにならないと⻑泣き⼤泣きでパニックになってしまうような状態にな
ることが多いです。ひっくり返ったり物を投げ始めたり…もうどうすればいい
のでしょう…。
今回はそんな強情なこどもたちとどう接すれば良いのか、いくつかヒントを
お伝えしていければと思います。


どんな⼦も1〜3歳ごろは強情で当たり前


⾚ちゃんが歩けるようになる前に、こけたり尻もちをついたりするように、
「イヤイヤ期」はこどもが⾃分をつくるためにどうしても通らねばならない道
です。⾔葉での表現⼒や⾒通しを持つ⼒、⾃分が置かれている状況の理解⼒をこ
の「イヤイヤ期」の間に習得していくのです。根気強くこどもたちの気持ちを汲
み取っていくことが、こどもたちの成⻑を促し、「イヤイヤ期」脱出につながっ
ていきます。
ではどのような接し⽅が必要なのでしょうか。


こどもが納得しやすい⾔葉の例


「イヤイヤ期」のこどもたちに使える7つの魔法の⾔葉をご紹介します。
①気持ちに共感する「〇〇したかったのね」
②思いを伝える「★★先⽣は〇〇したいの」
③ものの気持ちを伝える「■■さん(ものの名前)は〇〇だって」
④選択させる「△△と◎◎ どっちにする?」
⑤尊重する「□□をお願いね」
⑥理由を伝える「◆◆だから〇〇しようね」
⑦⾒通しを持たせる「▼▼したら〇〇しようね」
この魔法の⾔葉を場⾯の応じて使い分けていくことで、こどもの気持ちに共
感する姿勢を⾒せることができ、寄り添ってくれる⼤⼈のもとでこどもが安⼼
感を持ちながら⽇々の経験を積むことができます。


⼤泣きが始まってしまったら


魔法の⾔葉を使っても、うんともすんとも⾔わずに睨みつけ、ふとした瞬間に
スイッチが⼊り、⼤泣きモードに⼊る場合があります。
そうなった時はもう何もできません。静かで落ち着ける環境に移動し、気持ち
が落ち着くまで泣いてもらい、頃合いを⾒計らって「もうおしまい」「さあ⾏こ
うか」といった⾔葉で気持ちを⽴て直していくしかありません。ここは根気強く
対応していきましょう。


最後に


いかがでしたでしょうか。
1〜3歳児のイヤイヤ期は本当に⼤変で、頭を悩ませる先⽣が多いですが、
同じように保護者の⽅も頭を抱えていらっしゃる場合があります。
そういった時にはぜひ、このコラムの内容を使ってアドバイスをしてあげる
と良いと思います。保育のプロとして、こどもたちの成⻑を促すため、保護者
を巻き込んで進めていってください。
とはいっても、そう上⼿くいかない…仕事がイヤになってしまう…というお
悩みを抱える⽅もいらっしゃることでしょう。そんなときはすぐに「あしたの
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があなたの現在の状況を分析し、適切なアドバイスをさせていただきます!
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