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【保育⼠】新⼈保育士が最初に悩むこと5選

更新日:2022年03月09日


こんにちは!
そろそろ新年度!4 ⽉の新たなスタートに向け、期待に胸を膨らませながら、
様々な準備をされていることでしょう。
その期待と同じくらい⼤きなものが「保育⼠としてやっていけるのかな?」と
いう不安です。その不安を解消すべく、先輩保育⼠たちが最初にどんな悩みを抱
えていたのかを5つ紹介し、その悩みの乗り越え⽅を探っていきたいと思いま
す!


よくある悩み その1 保護者対応への苦⼿意識


顔と名前が覚えられない
保育⼠は、⼦どもの顔と名前を覚えるだけでなく、保護者の⽅の顔と名前もし
っかりと覚えなければなりません。保護者の⽅の顔と名前を覚える作業は、新⼈
保育⼠にとって⼤きな試練のひとつ。保護者の⽅と顔を合わせるのは、登園やお
迎えなどのわずかな時間だけなので、なかなか覚えられないのが現状です。保護
者の⽅の顔がわからない、名前が出てこないなどで、声をかけられなかったり、
連絡事項を伝えそびれてしまったり、様々なミスが出てきてしまいます。
緊張して話せない
新卒で保育⼠になった場合、ほとんどの保護者の⽅が⾃分より年上です。その
ため、緊張して⼦どもの様⼦や連絡事項をうまく伝えられず、保護者の⽅から不
安に思われてしまうという悩みもあります。

【悩みを解消するためには・・・】
・わからないことがあればすぐに他の保育⼠に確認する
・連絡事項は事前にメモをとって伝える

保護者の⽅の顔と名前がわからない場合には、必ず、その場ですぐに他の保育
⼠に確認するようにしましょう。
また、保護者の⽅とうまく話せない場合にも、連絡事項を事前にメモしておく
ことをおすすめします。伝えることが分かっていれば、いくらか緊張を抑えられ
ますし、伝え忘れも防げます。


よくある悩み その2 体調管理ができない


保育⼠の仕事はなかなかハードです。体⼒的にも精神的にも元気な状態でな
ければ、業務ができません。
◆体調不良が続く
どんな仕事でも、1 年⽬のころは、環境の変化によって体調を崩しやすいもの
です。
さらに、保育⼠の場合には、たくさんの⼦どものせきやくしゃみを間近であび
たり、⿐⽔や排出物のお世話をしてあげたりすることも多く、経験のない新⼈の
ころにはとくに感染症にかかりやすくなります。
◆疲れが取れない
保育⼠は、⼀⽇中休む暇もないほど業務に追われ、さらに、⾏事前などは遅く
まで残業してなんとか間に合わせるといったこともしばしば出てきます。シフ
ト勤務で出勤時間がバラバラになり、寝る時間が定まらないことも。
そのため、新⼈のころは⽣活リズムがつかめず、体調を崩すまではいかないも
のの、疲労溜まってしまう保育⼠もいます。疲れが取れずに⽇中もぼーっとして
しまい、うっかりミスを連発…、ということもあります。

【悩みを解消するためには・・・】
・規則正しい⽣活習慣とスケジュール管理を⾏う
・こまめな⼿洗いうがいを徹底する

できるだけ早寝・早起きを⼼がけましょう。特に寝る時間を遅番の時でも早番
の時と同じように固定することをオススメします。早番の⽇の就寝時間が 23 時
〜5 時であれば、どんなシフトの時でもその時間に寝るということを習慣づけ
て、⾝体のリズムを⼀定にします。
また、業務の多い保育⼠の仕事はスケジュール管理が重要。やることをリスト
アップし、優先順位をつけてから取り組んでいくと、効率的に進められるうえ、
休憩も上⼿にとれるようになります。
保育園はいろんな場所から⼈が集まる場所であるため、様々なウイルスや菌
が集まってしまうのは仕⽅ない部分があります。そのことを想定し、こまめなう
がい・⼿洗いは徹底して⾏ってください。


よくある悩み その3 クラスを上⼿にまとめられない


新しく⼊ったばかりの時は、⼦どもたちとの信頼関係がまだ構築できておら
ず、なかなかお話を聞いてくれない、なんてことも多いです。
◆⼦どもたちに話を聞いてもらえない
他の先⽣が⼀声かけると、みんな席について静かに話を聞いてくれるのに、⾃
分だと全然聞いてもらえない…。いつまでも⾛り回ったり遊んでいたりと、みん
な好きなことをしていて、保育どころではない、という状況になりがちです。

【悩みを解消するためには・・・】
・⼦どもたちの信頼を少しずつ得ていく
・⼦どもたちが「おもしろい!楽しい!」と思う意識づけを⾏う

⼦どもたちに話を聞いてもらえない 1 番の理由は、先⽣のことを信頼し、話
を聞きたいと思ってもらえていないからが⼤きいです。まずは⼦どもたちの話
をよく聞き、その気持ちに寄り添って⾏動することを繰り返せば、⾃然と先⽣を
信頼する気持ちが芽⽣えてきます。⾟抱強く、時間をかけて取り組むことが⼤切
です。
そうは⾔っても、ある程度はクラスをすぐにまとめなければならない!とい
う場⾯が出てくることは事実です。「この先⽣の話はおもしろい!いつもたのし
いことをしてくれる!」と感じてもらえる⼯夫をすれば、⼦どもたちは⾃然に話
を聞いてくれるようになります。
どうすれば⼦どもたちが楽しんでくれるのか、⼀度⼦どもの⽬線になって考
えてみましょう。⼿遊び歌などを取り⼊れるのもおすすめです。他のベテラン先
⽣を参考にして、いろいろと楽しんでもらえる⽅法を取り⼊れてみてください。


よくある悩み その4 仕事がうまく進められない


保育⼠の仕事には、⼦どものお世話をするだけでなく、事務作業や会議など、
さまざまな業務があります。
◆事務作業が終わらない
おたより帳・⽇案・週案・⽉案・指導案・保育だより・⾏事製作など…。事務
作業は、保育⼠の仕事の⼤きなウエイトを占める業務です。書くコツをつかむま
では、ひとつひとつの資料作成に時間がかかり、どんどん溜まってしまうことに
なります。
◆何度も同じ間違いをしてしまう
働き初めの頃は、なかなか⽇々の業務の段取りが覚えられず、その⽇の役割分
担を忘れてしまったり、お着替え袋を返し忘れてしまったりと、何度も同じよう
な間違いをしてしまうこともあります。

【悩みを解消するためには・・・】
・To-do リストにやるべきことを書き出しておく
・ミスしたことを書き出し、振り返るクセをつける
・⽂章のテンプレート(型)を作っておく

多くの業務を効率的に進めるためには、To-do リストの作成が効果的です。や
るべきことをリストアップしたら、段取りを考え、優先順位の⾼いものから取り
組んでいきましょう。
また、やるべきことだけでなく、ミスした内容もメモに残しておくことをおす
すめします。なぜミスをしたのか、そのミスを起こさないためには何をすべき
か、を丁寧に考えることが必要です。繰り返したくない失敗を⾒える化して⾃分
にたたきこみ、次へと活かしていきましょう。
書類作成の際は、テンプレート(型)を作っておくと効率が良いです。同じよ
うなフレーズを使って⽂章を作ることが多いので、「このパターンではこの型を
使って⽂章を作ろう!」という引き出しをたくさん⽤意しておくと、後々楽にな
ってきます。経験が浅くて型を作れない、というときは今までの経験値をたくさ
ん持っている先輩保育⼠に相談してみるのも良いですね。


よくある悩み その5 他の保育⼠との連携がうまくできない


⼦どもたちを安全に保育していくためには、他の保育⼠とうまく連携を図っ
ていくことがとても重要です。最初のうちはうまく連携が取れないこともしば
しばあります。
◆連絡ミスをしてしまう
業務上の報告や⼦どものケガ・病気に関する報告など、連絡事項がたくさんあ
ると、業務に追われているうちに伝え忘れてしまう場⾯があります。この連絡ミ
スによって、保育⼠と保護者のもめごとが起きてしまう場合が⾮常に多いです。
◆他の保育⼠に委縮してしまう
新⼈の頃は、「確認したいことがあるけれど、なんだか忙しそう」「こんなこと
くらいで相談していいのかな」と、他の保育⼠に委縮してしまうこともありま
す。「多分⼤丈夫かな」と⾃⼰判断で進めた結果、⼤きなトラブルに発展し、「な
んで早く⾏ってくれなかったの!」と叱責され、さらに萎縮するという悪循環に
陥ってしまいます。

【悩みを解消するためには・・・】
・メモは必須!報告・連絡・相談を徹底し⾃⼰判断しない
・わからないことは当たり前 理解し⾏動がイメージできるまで何度も聞く

必要なことはその都度メモを取り、報告・連絡・相談の済んだものから⾚線な
どで消していくとモレがなくなります。
また、分からないことや疑問点などがあれば、仕事の様⼦を⾒ながら他の保育
⼠に相談し、その⽇のうちに解決しておくようにしましょう。初めて働く場所な
ので、わからないのは当たり前です。先輩たちもそれをわかっているので質問を
何度しても⼤丈夫です。「わからない!」アピールをして、たくさんのことを教
えてもらいましょう。


最後に


いかがでしたでしょうか。
新しい仕事を⽬の前に、不安なことはたくさんあると思いますが、それは仕
事ができる先輩保育⼠も同じでした。⼤切なのは、悩みや失敗をどう解決して
いくのか、次にどう活かしていくのかを考えていくことです。
1つ1つ丁寧に考えていけば、そんなに難しいことではありません。地道で
はありますが⼀歩ずつ保育⼠として成⻑していきましょう!
もし、働き始めて、⾃分では解決できないし同じ職場の⼈に相談できな
い・・・という悩みが出てきましたら、ぜひ「あしたの保育⼠」のアドバイザ
ーにご相談ください!保育業界に特化した専⾨の相談員があなたの想いを聞
き、客観的に置かれている状況を把握し、適切なアドバイスをさせていただき
ます!
いつでもご連絡ください!お待ちしております。