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I(アイ)メッセージで伝えてみよう!【新⼈保育⼠の気づき】
更新日:2021年11月22日
こどもたちが⾔うことを聞いてくれない!!!
こんにちは!30 から保育⼠になった男、しー先⽣です。
ついになってみた念願の保育⼠!こどもたちと楽しくワイワイしていいクラスにするぞ!
と意気込んでおりましたが、現実はそんなに⽢くありません。。。
毎⽇毎⽇「こどもが⾔うことを聞いてくれない!」と思うことばかりです。
そうなると、
「静かにしなさい!」
「部屋の中は⾛らない!」
「机の上に乗らない!」
「いい加減にしなさい!」
・・・
と強い⼝調で話すようになってきます。
強く⾔えば、瞬間的には⾔うことを聞いてくれますが、
それは「先⽣が怖いからやる」だけ。
こどもたちは⾃分からどんどん離れて、さらに⾔うことを聞かなくなります。
この経験は、実際に働く保育⼠さん、実習で保育に⼊る学⽣さんにとってはあるあるですよね。
集団⽣活をする保育の中で、保育者の声掛けに合わせてこどもたちに⾏動してもらう場⾯は必ず出てき
ます。
ではそんなときにどう伝えれば、こどもたちにメッセージが伝わるのでしょうか?
先輩保育⼠に相談したり、実際に保育に⼊る姿を⾒させてもらったりして
気づいた点をご紹介いたします!
怒鳴るのは絶対に NG!
これは皆さんなんとなくいけないことだと感じていると思いますが、
怒鳴ることは保育のプロとして NG です。
前段でお伝えした通り、怒鳴っていうことを聞かせても「先⽣が怖いからやる」だけです。
こどもは「なぜそうするのか」を理解できないまま、その場では⾔うことを聞きます。
そのため、その⼈が⾒ていなければ同じことを繰り返すことになり、さらに、怒鳴り声に慣れてしまう
と、反抗するようになります。
そうなるともっと強い⼝調で伝えなければ聞かなくなってしまいます。
これは楽しい保育とは⾔えないですよね。。。
I(アイ)メッセージで伝えてみよう!
怒鳴らずにこどもたちに⾃分の思いやお願いを伝えるにはどうすればよいでしょうか?
その1つの⽅法として、本コラムのタイトルでもある「I(アイ)メッセージ」をご紹介します。
YOU メッセージとは?
YOU メッセージは
「(あなたが)静かにしなさい」
「(あなたが)部屋で⾛るのをやめなさい」
というような相⼿を主語にした⾔葉かけです。
I(アイ)メッセージとは?
I(アイ)メッセージは
「(わたしは)〇〇ちゃんが静かにしてくれるとみんなにお話が聞こえるから嬉しいよ」
「(わたしは)○○ちゃんが部屋で⾛って転んでケガをすると悲しいよ」
というように⾃分を主語にし、⾃分の気持ちを話す⾔葉かけです。
こどもが⾔うことを聞かない時は、何かしらの理由で⾔われたことを「やりたくない」ときです。
その気持ちや⾏動を YOU メッセージで否定し封じるのではなく、まずは受け⽌めることが⼤切です。
I(アイ)メッセージなら、こどもの気持ちを理解したうえで「保育者がどうして欲しいのか」を伝える
⾔い⽅ができます。
実際に実践してみると・・・
先輩の話を聞き、実際に私も「I(アイ)メッセージ」で伝えてみることを実践してみると、、、
「YOU メッセージ」でただ否定をされるときに⽐べて
「I(アイ)メッセージ」で伝えることによって、こども⾃⾝が「なぜいけないことなのか」を考えるよ
うになりました。
すると⾃分から「静かにしないとみんなのお話が聞こえないよ」や「歩いたらケガしないよ」と⾔った⾔
葉が出てくるようになりました。
「⾃分のことを理解してくれた」とこども⾃⾝が思えたからこそ、反対に相⼿の思いや気持ちを考える
ようになっていったのだと思います!
ぜひ、皆さんも「I(アイ)メッセージ」を試してくださいね!
慣れるまでは難しいかもしれませんが、1つひとつ丁寧に対応をしていくうちに、少しずつ伝え⽅が上
⼿になってくるはずです。
こどもの気持ちを受け⽌めて、楽しい保育を実践できる保育者になっていきましょう!
最後に・・・
このページをご覧になっているということは
⽇々の保育に関して、何かしらお悩みのことがあるからではないでしょうか。
こどもたちとの触れ合う仕事は楽しい部分があるけど、なかなかうまくいかない、、、
そんなときはあしたの保育⼠のアドバイザーにまずはお気軽にご相談ください。
保育に精通したアドバイザーが⼀緒になって何が原因なのか?どうすれば悩みを解消できるのか?を考
えていきます。
お悩みを解決して、のびのび楽しく仕事をする保育⼠さんが増えると嬉しいです! ←「I(アイ)メッ
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ご相談お待ちしております!