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派遣の保育士という働き方の5つのデメリット
更新日:2021年04月26日
保育士として働くには、正社員もパート・アルバイトも何だか自分には合っていないような気がする。
そんな人におすすめなのが、派遣社員という働き方。
派遣の保育士は、最長3年の有期雇用ですが、その分色々な園を経験でき、パートタイマーのような柔軟な働き方も可能です。
そんな一見、いいことずくめのような派遣保育士ですが、デメリットもあるのでしょうか?
ここでは、派遣保育士のデメリットについて解説します。
もくじ
派遣保育士の5つのデメリットとは
派遣社員はデメリットも知ったうえで、選択しよう
派遣保育士の5つのデメリットとは
派遣保育士が感じる、派遣という働き方の欠点はいったい何なのか?
ここでは、派遣保育士ならではのデメリットを紹介します。
1.責任のある仕事を任せてもらえない
人によっては、クラス担任や主任保育士など責任ある仕事を通じて、もっと自分のスキルアップを目指したいという人もいるでしょう。
しかし、最長3年の有期雇用である派遣保育士が、責任のある仕事を任せてもらえる園はあまり多くありません。
なかには、人手不足もあり、派遣保育士であっても、それなりに責任のある仕事を任せてもらえる園もあります。
「このような仕事をしたい」という要望は派遣会社に伝えられるので、できるだけ要件を明確にし、自分の希望に合った園を選びましょう。
2.長期間働けない
一つの園でじっくり腰をすえて働けないことが不満、という派遣の保育士もいます。
最初は色々なところで働けることにメリットを感じていたものの、一巡してしまうと、保育園によっては遠くまで通わなくてはならないこともあり、そろそろ一つの園に落ち着こう、と考える人も少なくありません。
年を取るほど、有期雇用という契約形態に不安を感じる人も増えてきます。
一つの園で安定した生活を送りたい人は、正社員を希望することをおすすめします。
3.賞与や交通費の支給がない
派遣保育士の場合、派遣会社にもよりますが、賞与や交通費の支給がないところも多いです。
賞与込の給与となると、正社員より少なくなってしまうことも。
交通費が出ないと、遠方の園に派遣されたときは、手取り額が思った以上に少なくなってしまうこともあります。
4.給料が上がりにくい
派遣社員の働き方は時給制です。
賞与も出ないため、年収ベースの給料は正社員より低い傾向にあります。
また時給制のため「体調を崩してしまった」などの理由で休んでしまうと、給料が下がってしまうことも。
安定した給与を求める場合は、正社員で働くことをおすすめします。
5.好きな職場でもやめなくてはならない
人間関係にも恵まれ、保護者もいい人ばかりで、自分にとっては最高の環境。
ずっとこの園で働きたい! そう思っても、有期雇用であるため、契約満了になったらやめなくてはなりません。
人によっては、後ろ髪を引かれる思いでしょう。
特に、気に入った保育園のあとに、相性の悪い保育園に当たってしまうと、働くのがよりイヤになってしまいます。
人間関係のトラブルに巻き込まれない利点はあるものの、派遣社員だからこその壁を感じることもある、と事前に理解しておきましょう。
ただ派遣で働くことのメリットも当然あります。詳しくはコチラの”保育士が派遣で働くメリット”の記事をご覧ください。
派遣社員はデメリットも知ったうえで、選択しよう
派遣保育士のデメリットは分かりましたか?
保育士のなかには、園のルールに過度に縛られることなく、好きな曜日・時間に働けて、派遣社員という働き方が合っているという人もいます。
一方で、給料が上がらないことや有期雇用という契約形態に、不安・不満を覚える人も大勢います。
自分の現状・希望を明確にしたうえで、どのような雇用形態で働きたいか、よく考えてから選択しましょう。
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