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男性保育士によくある4つの悩みとは
更新日:2021年04月25日
近年、見かけるようになってきたとはいえ、数の少ない男性保育士。
そんな男性保育士だからこその悩みも色々あります。
男性保育士が抱えがちな問題とはいったい何でしょうか?
ここでは、男性保育士によくある悩みやトラブルをお伝えします。
もくじ
男性保育士ならではの4つの悩みを紹介
悩みを抱えている男性保育士は大勢いる
男性保育士ならではの4つの悩みを紹介
男性保育士によくある4つの悩みをお伝えします。
1.周囲が女性ばかりで疎外感を覚える
現在、男性保育士は全体の4%。
園内で唯一の男性保育士という人も少なくないはずです。
周りが女性ばかりの環境。
うらやましがられることもあるかもしれませんが、実際に女性社会に一人ぽつんと男性がいると、話が合わなかったり、意見が違ったりして、孤独を感じることも少なくありません。
困ったことがあっても気軽に相談できる人がいないといった悩みを持つ男性保育士も多いでしょう。
近年は、職場に同じ立場の人がいなくても、SNSなどで男性保育士がつながれるコミュニティーを形成している人もいます。
そのような人たちの力を借りて、悩みを相談したり、愚痴を吐いたりして、男性保育士仲間を作ってみるのもいいかもしれません。
2.女児への対応が難しい
男性保育士にとって難しいのが、女児への対応。
最近は「男性保育士に娘のおむつ替えをしてほしくない」などの意見がSNS上に広まり、話題になりました。
といっても、男性保育士だから、男児のおむつ替えしかしてはならない、などのルールを設けてしまったら、当然のことながら、業務効率が悪いです。
なかには、おむつ替えは母親の仕事という家庭もあるかもしれませんが、今の時代、男性が子育てを行うことを国も推奨しています。
「男性だから」「女性だから」という垣根を超えて、みんなで子どもたちの成長を見守っていける、そのような社会になることを願います。
3.力仕事などの雑用を任される
女性が多い保育園の中にいる、唯一の男性保育士はありがたい存在。
特に力仕事や緊急事態が発生したときなどは、「男性職員に頼りたい!」と考えている女性職員は多いです。
しかし男性職員からしてみると、「普段は文句ばかり言われるのに、困ったときだけ体よく使われる」といった印象が否めないかもしれません。
男性職員に頼るのもいいですが、「一緒に頑張ろう」といった態度を、女性職員が示すことも大切でしょう。
4.将来に不安を感じている
男性保育士の平均給与は、全職種に比べて180万円ほど低い傾向にあります(厚生労働省「保育士の現状と主な取組」より)。
「子どもと接するのは好きだけど、本当にこの仕事を続けて、結婚や自分の子どもを育てることができるのか……」といった将来に不安を感じている男性保育士も少なくないでしょう。
近年、性別にかかわらず、保育士の給与の低さや人手不足が問題視されています。
ぜひ国にはこの問題に積極的に取り組んでもらい、男女どちらの保育士も働きやすい環境を整備してもらいたいものです。
また男性保育士にはメリットもあります。詳しくはコチラの”男性保育士ならではの5つのメリット”の記事をご覧ください。
悩みを抱えている男性保育士は大勢いる
以上、男性保育士によくある4つの悩みを紹介しました。
男性保育士はまだ人数が少ないこともあり、職場で孤独感を覚えたり、女児の対応に困ったり、将来に不安を感じたりするなど、さまざまな悩みを抱えている人が多いです。
しかし男性保育士だからこそ、子どもたちに喜ばれたり、母親からの人気を集められたりすることもあります。
男性保育士という立ち位置を味方につけて、たくさんの子どもたちを笑顔にしていきましょう。
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