- 保育士・面接対策
保育士の職務経歴書の書き方(PC作成版)
更新日:2020年11月25日
今回は保育士職ならではの職務経歴書のコツについてご紹介します!
ポイントを押さえて、あなたの今までの経験を上手にアピールしていきましょう!
もくじ
■職務経歴書が求められる理由
■【準備編】作成前にキャリアの棚卸をしてみよう!
■【作成編】必ず記入すべき「10」のポイント
■【見直し編】注意すべき「3」のポイント
■職務経歴書が求められる理由
職務経歴書はあなたの今までの経験やスキルをアピールするための書類です。
少しでも経験がある職歴に関してはすべて記入をしましょう。
採用担当者は職務経歴書を通して採用要件とあなたの経歴が合致しているかを確認します。
履歴書と職務経歴書を同時に求められることが多いですが、それぞれ下記の役割を持っています。
・【履歴書】
氏名、住所、学歴、略職歴など応募者の人物紹介
・【職務経歴書】
今までの職務経験と能力を示すもの
履歴書では「どこで働いていたか(法人名)、何をしていたか」などの職歴を略して記入しますが、
職務経歴書はより詳細を記入します。
「職務経歴書を求められないケースはある?」
法人側から職務経歴書を求められないケースもあります。
応募者の負担を軽減し、広く応募を集めるためや、未経験でもあっても人柄や素要で採用をしたいと考えている場合です。
ただし、面接では今までの職歴を問われることも多いため、時系列に沿って職務内容とどういったスキルを持っているかは
答えられるよう準備をしておきましょう。
■【準備編】作成前にキャリアの棚卸をしてみよう!
直近の経験はすぐに思い出して記入しやすいですが、今までの職歴をすべて詳細に記入するのはなかなか時間がかかります。
今までの職業人生を振り返り、キャリアの棚卸をすることで自己分析ができ、
自身の強みや大切にしている保育感を客観的に振り返ることができます。
自己PRポイントを見つけるためにも大切な作業になるので、事前準備はしっかり行いましょう!
職務経歴書を作成する前に以下の内容を業務内容別に書き出してみましょう!
・【勤務場所】どこ園で働いていたか
・【期間】いつからいつまでか
・【担当していた年齢】何歳児を担当していたか
・【身についた経験】些細なことでも構いません
・【評価】客観的に示せる数値がなければ、園長、同僚、保護者の評価はどうだったかなど
・【入社理由】何に魅力を感じそこで働きたいと思ったか
・【退職理由】何が足りないからその職場を去りたいと思ったか
・【やりがい・楽しかったこと】具体的なエピソードとともに
・【辛かったこと・大変だったこと】具体的なエピソードとともに
・【困難をどう乗り越えたか】前述の辛かった、大変だったことをどう乗り越えようと努力や工夫したか
これは自分と向き合うための作業ですので、本音で構いません。むしろ、本音で書くことで
仕事をしていく上で何を大切にしているのか、どんな職場で働きたいのかが浮き彫りになってきます。
■【作成編】必ず記入すべき「10」のポイント
職務経歴書は手書きでもPCで作成してもどちらでも構いません。A4サイズ2~3枚程度でまとめましょう。
【1】記入年月日と氏名を記入
用紙の頭に右寄せで記入をしましょう。
【2】文書タイトルを記入
用紙中央に「職務経歴書」とタイトルを記入しましょう。
【3】職務要約
【職務要約】というタイトルを付け、今までの経験を200~300文字程度で記入しましょう。
・保育士経験が何年あるか
・何歳児の担当をしたことがあるか
・保育士として大切にしていること、心掛けていること
などを記入すると今までの経験やあなたの人柄も伝えられ、採用担当者の印象に残りやすいです。
【4】職務経歴
・法人名
社会福祉法人〇〇、株式会社〇〇などと記入し、(株)や(社)など略さずに正式名称で記入しましょう。
・事業内容
法人のHPにある事業内容欄を見て記入しましょう。
(例)子育て支援サービス、保育園・幼稚園運営など
・資本金、従業員数
法人のHPなどを見てわかる範囲で記入をしましょう。
・雇用形態
パート、正社員、契約社員等、雇用形態の内容を記入しましょう。
※同一法人内でパート→正社員など雇用形態が変更になった際はいつ付で変更になったのかも記入しましょう。
・保育園名(形態)
正式名称で記入しましょう。形態は認可、認証、病児保育など施設形態を記入しましょう。
(例)〇〇保育園(認可保育園)
・園児数・職員数
園の規模が分かるように記入しましょう。変動がある場合は記入時点の人数の記入で構いません。
・在籍期間
〇〇〇〇年〇月~〇月(在籍年数〇年〇カ月)と記入
・担当
何歳児担当だったのか、担任やリーダー等役割を記入
クラス担当の際は何人を担当していたのかお預かりしていたこどもの人数も記入しましょう。
(例)2歳児クラス担任(12名)など
担任や役割が変わった際は時系列で記入しましょう。
【5】担当業務
所属園で行っていた業務内容を箇条書きで記入しましょう。
→書類作成(児童票、週案、月案、年間計画など)は具体的に何が書けるのか詳細を記入しましょう。
面接でも問われることが多い項目です。
【6】意識して取り組んだこと
業務で自ら意識して工夫したことや努力したことを具体的に記入しましょう。
→採用担当者が自園でもこの人は活躍してくれるだろうか?どんな働きをして貢献できるだろうか?と注力して見る重要項目です。
<異動や転職で複数園で経験がある場合の書き方>
異動や転職で複数園で経験がある場合は、園ごとに職務経歴、担当業務、意識して取り組んだことを記載しましょう。その際に【1園目】〇〇園 【2園目】△△園など見出しを付けましょう。
【7】資格
保育士資格以外にも自身で取得した資格があれば記入
【8】特技
ピアノや体操など保育に関わる特技があれば記入
【9】PCスキル
PCスキルについては使用できるソフトなどの詳細も記入
【10】自己PR
採用担当者が自己PRを求める理由は、
この人が園で働いたらどんな働きをしてくれるのかな?どんな利点があるかな?
と入社後のイメージをつかむためです。文字数は200~300文字程度にまとめましょう。
■【見直し編】注意すべき「3」のポイント
【1】文字の大きさ・文章量
職務経歴書のフォーマットは自由です。しかし、文章が読みやすいようにPCで作成する場合は
文字サイズ10.5~12ポイントとし、フォントも統一しましょう。
経歴を詳しく書くあまり枚数が多くなってしまってはNG!最大でも3枚を目安とし、
メリハリを持った内容にしましょう。読み手側の立場になって【 】等のカッコ書きで見出しを付け、
「読みやすい」職務経歴書を目指しましょう。
【2】文章は簡潔!体言止め!
「運動会担当」「月案の作成」「保護者面談の実施」等、担当業務を記入するときは体言止めで簡潔に記入しましょう。
また、自己PRを記入する際は「~です・~ます」調に統一しましょう。
【3】年号の統一・正式名称で記入
和暦・西暦の記入はどちらかに統一をしましょう。また、法人名についても略さず正式な名称を記入するのがマナーです。
いかがでしたでしょうか?
職務経歴書の作成は転職活動の中で1番ハードな作業だと思います。
キャリアの棚卸の準備作業で自身の過去しっかり向き合うことで
スムーズに職務経歴書の作成に取り掛かれますので、ここは後回しにせず乗り越えましょう!
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