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【保育】【忙しい⼈向け】発達障害について理解しよう!
更新日:2022年08月12日
⾃閉症や ADHD などの発達障害を持つ⼦どもが最近増えてきています。障害を
持つ⼦どもが元気に育つには、周りの「⼤⼈の理解」がとても⼤切です。理解す
るにあたっての⼿がかりを今回のコラムにて簡潔にお伝えいたします。
発達障害の原因は?
発達障害の原因はまだ解明されていませんが、脳の神経伝達に何らかの異常が
あり、脳機能の偏りが⽣まれ、認知や⾏動の偏り(特性)が⽣まれるのではないか、
と⾔われています。決して親のしつけや愛情不⾜で起きるものではありません。
どんな障害があるの?
(代表例)
◆⾃閉症
・⼈との関係がつくれない
⽬が合わない、共感できない、おうむ返しなど
・興味の偏り、常同⾏動など
光るものやカレンダー、マークにこだわるなど
※数学や海外、⾳楽などで天才的な能⼒を⽰す⼦もいます。
◆ADHD(注意⽋陥多動性障害)
・不注意
話を聞けない、気が逸れるなど
・多動性
じっとしていられない
・衝動性
我慢できない、癇癪、周りの反応を⾒ずに喋り続けるなど
◆学習障害
・「話す」「理解」は普通にできる
・「読む」「書く」「計算する」ことが努⼒しているのに極端に苦⼿
◆その他の発達障害
・吃⾳
・チック(我慢していても声が出たり体が動いてしまったりする)
etc.
⾏動の理解
◆落ち着きがない?
「〇〇しよう」という意志や注視、注意して聞く⼒が弱いため、周りの刺激につ
られて動きやすいのです。
◆乱暴・意地悪に⾒える?
体や⼿のコントロール⼒が弱いため、そっと触ることができません。他の⼦の気
持ちを想像することに障害を持つため、普通の⾔い聞かせやしつけなどでは効
かないことが多いです。
◆変わった動きをする?
つま先で歩く、ぐるぐる回るなどは「⾃⼰刺激活動」と呼ばれ、脳に不⾜してい
る感覚刺激を⼤量に⼊れようとするものと考えられています。
※⽣まれつきの障害ではなくても、テレビやビデオの視聴、低⾎糖(⽢いものの
摂りすぎ)、化学物質の影響によって似たような⾏動が起こる場合があります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は発達障害に関して、簡潔にまとめてみました。まずは発達障害を理解
をした上で、保育者としてどう⾏動すべきかを考えていく必要があります。そ
の第⼀歩として本コラムがきっかけになると⼤変嬉しいです!
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